2015年9月19日土曜日

再び御岳山にやって来た。

多忙過ぎた7月と酷暑地獄の8月はとても登山などは考えられず、秋の到来を待ち続けていた。
思い起こせば昨年の11月、御岳山~日の出山~つるつる温泉を歩いた時は、晴れ予報にも関わらず、見事なガスかかりまくりでどこを見ても視界零。つるつる温泉でも、悔しさを洗い流すには石鹸の泡が少な過ぎた。


そして2015年9月15日、御岳山。
今回は視界満足度95%で、対視界リベンジ成功。スッカリ気を良くして、目的地の大岳山:オオタケサン、1266メートルの山頂目指し出発。


この山、ガイドブックによると、初級者向き。誰でも楽しく登れる!と。
しかし、しかし、これは「体力に、ある程度自信がある人」が大前提。



現実は、ダレ坂、急坂、それなりの岩場と、私の様な超初心者には地獄のような道のりが続く。視線も定まらない状態で「大岳山頂神社」の道標の立つ鳥居をくぐったところで安堵の息をついたのに、これからまだまだ岩場の登りが続くと、美パートナーの冷たい一言が。


山頂、なら普通はここで終わりだろう、と神罰と美パートナーに当たらないように小声でブツブツと……。最後の気力を絞り出して、前へ一歩一歩と進む。この辺でいつものように、聞こえないように絶叫!もう二度とするもんか山登り。


最後の岩場を過ぎて頂上に人影が見えた時は、天上人に巡り会えたような心地に。コーヒーもカップ麺も、この世のものと思えないほど美味しかったのは、ヤッパリ山登りの魅力。もう二度とって…誰かそんなこと言ったっけムードに。


帰りはいつものように途中で始まった膝のチリチリ痛みと折り合いをつけながら、季節の花々や蝶、小さな甲虫などに目を細め、山の温もりに包まれる心地よさを思いっきり満喫。
往復5時間(&昼食とベンチで昼寝、35分)。ガイドブックの標準タイムをクリアーできて(プラス誤差には目をつぶる)こちらも満足。


残された数年間、いつかは自分を登山中級者と呼べることを夢見て、遥かな高みを目指す日々がマダマダ続くことに。

年内に、蓼科山、大菩薩嶺、小雪の低山を登ります。