2015年3月1日日曜日

ひなたぼっこ登山

216日、月曜日。
いつもの南武線で出発。車窓の彼方には、快晴の中富士山が真っ白な頭を見せている現地の絶景山並み遠望を期待しながら、立川乗り換え、中央本線上野原駅に向かう。

ここから登山口までのバスは1日一便しか無く、朝早く出発済み。歩いても45分ほどだが、体力温存年齢を考慮して、駅前待機のタクシーに乗り込むことに。本日の目的「鷹取山」登山口に到着。


『山の上は雪が積もってると思うから気をつけて!』と、運転手さんから、優しい励ましを頂いた。言葉通りと言うか目の前には残り雪が、そこここに積もっている状態。軽く踏み込んでみると、アイスバーン状態で普通に歩くには無理がありそう。前回の「金剛山」で、残り雪に苦戦したため念のため購入したチェーンスパイクを取りだし装着。ガシッ、ガシッ!オッ足応え十分。軽快に歩ける。で、暫くはチェーンスパイクを装着したまま歩くことに。


落ち葉の上に積み重なった私みたいな濡れ落ち葉で、足がツルツル滑るのがスパイクのお陰で全く無い。お陰でタッタカ、タッタカと前進できることに。このチェーンスパイク、なかなかの優れもの。低山の残り雪や、うっすら積雪程度なら十分安全に活躍しそう。但しスパイクに踏み抜かれた枯れ葉が、足の裏で団子になるのが惜しいかも。時々手で払ってやれば問題ないけど。スッカリご機嫌になって、なんだ坂、こんな坂と鷹取山の山頂(472m)に到着。


鷹取山神社の祠にお参りし、約45分程下ると小渕山(350m)に。そして何より嬉しかったのは、ここまでの途中ナント富士山が白い帽子でズーッと見守っていてくれたこと。ガイドブックには、富士山が樹の間に見える事も、何て書いてあったので期待してない分嬉しさ倍増!こんなチョットした発見が、山の楽しさなんだろう。



で、3番目の岩戸山(377m)へ向かうが、途中のY字路で立ち往生する羽目に。ガイドブックにも、事前に学習したどの山行記にもY字路なんて説明は無かった。美パートナーが体力に物を言わせて両方の道を進んで見たが、目標となるべき送電塔は無いと言う。15分近く試行錯誤を繰り返し、念のためにと美パートナーが再び右の道を探索に出かけて暫し…送電塔がアッタよー!と笑顔で引き返してきた。


この時も、積雪の道をザクザクと行き来できたのは、チェーンスパイク様のおかげと大感謝。小渕山からは迷ったせいで、標準タイム30分の倍近くかかったが、山はチョットしたミスが事故につながることが多い。三人寄れば文殊の知恵。できたら山は複数で行きたいものと、ツクズク実感した次第。


ヤットコサ辿り着いた岩戸山は、このコース唯一のビューポイント、とガイドブックに書いてあるとうり、大室山から遥か大山までが快晴のなか見渡せるご機嫌さ。山登りの醍醐味だね、これが!としか言えない満足感に浸る。これで低山とは言え金剛山に続いての、3山縦走2回目の達成!美パートナーとハイタッチを!!本日行き交う人は一人もいなかったが、静かな山も趣のあるもの。益々山にのめり込むことは間違いない。



ここで問題提起が。見渡す限りの杉林には、花粉の子供達がビッシリと茶色の帯状に色ずいてきている。花粉症の私達に、今度見かけたらタダじゃ帰さないよー…呪詛🌲🌲🌲……と。