2016年11月14日月曜日

高川山


平成28年11月10日。

昨日は木枯らし1号が吹き、トランプ新大統領が選出された日。
本日は小雪がちらつくかもとの予報に心躍りながら、大月駅近くのコインパーキングに到着。


9時27分発の、中央本線小渕沢行きに乗車。隣の初狩駅に向かう。
本日は初狩駅~高川山(976m)~富士急線・田之倉駅~大月駅の、駅から駅の周回コースを選択。

本格的な雪のシーズンを迎え、私のような超初心者でもプチ雪山を安全に楽しめるかどうかの下調べを兼ねての登山となった。


駅から分かりやすい標識に従って、なだらかな山道を進んでいく。


山裾を暫く歩くと、やがて登り一方の斜面が待っている。前回の越前岳と同じく、ヒタスラ前を見て上に向かって進むという私の一番苦手な斜面歩きが始まる。斜面を登るのが嫌なら山に行くなと言われそうだが、尾根歩きの爽快さと目もくらむ崖覗きに惹かれて頑張っているのです。


途中女坂、男坂の分岐にさしかかるが、迷わず女坂を選択。女坂との文字面から、ナヨナヨと登っていけると楽観したのが大間違い。当然延々と斜面を登り続けなければならない。歩くこと25分。沢コースと合流。なだらかな斜面を少し進み、初狩駅の道標が立つ地点でハタと立ち止まる。ピンクのテープがはためく方角だと、そのまま直進になる。

後から来たご夫婦も立ち止まって、上か下かと思案投げ首のご様子。ここは地図読み得意の美パートナーに判断を仰ぐ。結果、左にVターンして山を巻くように進むコースを選択。(落ち着いて見ると、左手10メートルほど先の木々の間に、踏み後が短く、細く見えています)(写真ありません。撮っておけばよかったm(__)m)


目指す方向にヤヤ不安を抱きながらも進むうち、遂に男坂と合流。迷っていたご夫婦も、私達の後に付いてきて正解の様子でした。


ここからも、相変わらず斜面を登り続けること45分。


どうにか高川山(山梨100名山、秀麗富岳12景)の頂上に到達。

適度な広さの頂上では既に6人ほどが昼食を食べており、更に7人ほどの登山者が行き交う賑やかさとなりました。


曇り予報が良い方に外れて、富士山と180度視界の山々。そして紅葉が始まり、山々を覆う自然のカラフルなグラデーションが一望という願ってもないありがたさ。


温度計が3度を示す中、富士を見ながら食べる熱々のカップラーメン。極上の味、これで何回目になるのだろう。だから斜面を登るのです。

3年前に亡くなったと言う「孤高の犬ベッキー」の記念品小屋に軽く会釈し、先日急逝した我が家の猫ちゃんを偲ぶ...合掌。


その時、父親と登ってきた小学2年生くらいの男の子が『ワーッ!!リニアモーターカーだ』と大声で下を指さしている。なるほどラッキーなことに、遙か眼下の鉄橋の手前に、初めて見る白い車体もまぶしいリニアモーターカーが停車している。山を下りるまで同じ場所に停車していたけど、原因は何だったのだろうか。




帰りは穏やかな踏み分け道と思いきや、松葉コースに入ってからは大岩、小岩、ザレ石道がどこまでも続く急降下道。腕時計の高度は目に見えてグングン下がり、あっという間の感覚で田野倉駅への分岐に到着。


ここの分岐からは、落ち葉の敷き詰められたなだらかな道に変わる。


山頂からトータル90分程で山麓の田野倉登山口に到着。


しかしこの時、美パートナーは季節外れの杉花粉に襲われ、ワンピースのトレーボル顔負けの状態に変身。鼻がズルズル、滑ってズルズルとなっていました。W


下山後はいつもそうだけど、二人して後ろ髪を引かれる思いで、田野倉駅発2時44分の富士急で大月駅へ向かいました。


問題のプチ雪山登山安全度は、滑落超注意箇所と思われるほど道が数カ所で荒れていたこと。
そして、下山時の雪のゴロタ道にどう対処するかがポイントとなるのでしょうか。
今後いろいろと、調べてみたいと思います。

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