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2016年5月27日金曜日

初めての縦走

2016年4月26日、火曜日。

山登りを始めて一年半が過ぎた。


今までは高尾山から始まり、近場の低山を訪ね歩いてきた。そこで今回、山行19回目の区切りとして、奥高尾縦走に挑戦してみることにした。

コースは陣馬山(854m)から高尾山(599m)の約17キロ。


ガイドブックには「体力要」と、あるので体力温存のため、藤野駅から和田峠までタクシーを利用。和田峠からはひと登りで、白馬の待つ山頂に。


奇しくも昨年の前日に登った山頂から、不安で一杯の縦走スタート。山登りと違い、ひたすら歩き続けることを念頭に、45分で明王峠(736m)を通過。



30分後、堂所山(731m)の巻き道に差し掛かるが、私の「今の内に登る山リスト」に入っているので、ついでに登っておくことに。堂所山の頂上から少し進んだところで、遥か彼方に最終通過点の小仏峠(548m)が霞んで見える。



雑念を振り払い約2時間で景信山(727m)に到着。

既に20人ほどの先客が景信茶屋で食事休憩をとっている。
美パートナーお気に入りの、温かいナメコ汁とカップ麺を注文。



「どちらから?」
との店主の問いに、
「チョット陣馬から」
とヤヤ誇らしげに答える。

店主の「ソレハお疲れ様」の言葉が何故か心地良く耳に入って来る。


ノンビリと休憩を取り、小仏峠経由城山(670m)に向かうことに。ここでいつものトラブル発生。長旅に備え通勤帰りに、4キロ前後を歩いて慣らしてきたはずの右膝がギシリと痛み始めた。


陣馬山からジワジワと高度を下げる作戦で、ここまで来れたがこれからどうしようと心が揺れる。しかし小仏峠から高尾山は以前歩いているので、距離感を思い出しながら膝をダマシダマシ前へ進むことにした。


春と新緑を体一杯に感じながら、高尾山薬王院に到着したところで、気力が一気に喪失。階段の手すりを掴んで降りる羽目になってしまった。


それでも平地は普通に歩けるので、予定のケーブルカー乗り口にゴール‼︎

所用時間約5時間(昼食時間抜き)。

山登りを始めた頃は、とてもできる訳がないと思っていた奥高尾縦走。動力を利用した所もあったが、無事に踏破と言うことでVサインの私でした。


イヨイヨ暑い季節の到来!暫くは体に優しい、初心者向きの高山を探し、涼しい風を求めて登り歩くことになるでしょう。

2015年12月23日水曜日

石老山 アレヤコレヤ

平成27年12月15日、薄暗い5時30分起床で午前6時45分発のバスに乗車。

南武線立川駅~中央本線相模湖駅に8時28分着。困ったことに駅の近くにコンビニが無い。小さな駅前通りに日用雑貨品店を発見。おにぎりとアンパンを調達。


駅前9時3分発のバスで、石老山入り口前バス停へ向かう。同乗者は7人程の賑やかな山マダムの一行と物静かな数人の山ムッシュ。約10分でバス停に到着。

他の皆さまはアレヤコレヤと登山前の準備を始めたので、私たちは相模湖病院横の登山口へ向かってお先に出発。


なだらかな坂道の途中で、畑の中にマサカの生物を美パートナーが目ざとく発見。カラスの群れを横目に、ナント野生の雉が畑の中で餌をついばんでいる。

昨年、上高地弾丸観光1人旅で、野生の猿の群れと遭遇した美パートナーは大喜び。白樺湖で野生の狐(犬科)を見たし、残りは桃太郎を発見するだけだ、と意気込んでいる....。

どなたか桃太郎の出そうな場所を教えて下され!!


バス停から30分程で相模湖病院(車の場合、数台分の登山者用駐車場があります)に到着。
そのまま病院横の斜面を5分程歩いたところで、美パートナーが、あれッ?下の方に道が見えてるよ...。

久し振りの登山にハシャギ過ぎて、関係ない道を登ってしまっていた。

仕方がないので、一旦下って振り出しからやり直し。




箱根の金時山を思い出すようなゴロタ道を25分ほど歩いたところで、立派な建物の顕鏡寺に到着。建物周囲の、残り紅葉がまだまだ美しい。登山の無事を祈念しイヨイヨ山頂へ。

途中の、小山ほどもありそうな大岩や、蛇とか龍とかの名前がついた奇岩が次々と行く手に現れ、まるで道標のように現在地を教えてくれる。



その後は最後の大岩を右折して、融合平展望台に到着。相模湖方面の展望を満喫。薄曇りがザンネンだったけど。


その後は、なだらかな尾根道を進み小ピークを越えると石老山(702m)の頂に到着。



先着の山ガール2名が食事をしている横のベンチに陣取り、昼食準備開始。

今回は95㎜㍑の超軽ポットを購入し、お湯を入れて持参したため、コッフェルでアッと言う間にお湯が沸いた。火傷しそうな熱さのカップラーメンとおにぎりは、ロブションのディナーより遙かに美味いものでした。w


なお三角点が思わぬ所にあるので、探してみると面白いですよ。ヒントは、ピストンで下山すると分かりません。w

25分ほどで昼食を終わり、目指すは、大明神山~展望台へ45分ほどで下り、さらに展望台~箕石橋経由で鼠坂(ネンザカ)のプレジャーフォレスト前バス停へ30分ほどで到着すること。


大明神山~展望台へは鞍部から小ピークへの連続攻撃が息つく間もなく繰り返される。余りの単調連続攻撃に心が折れるかな、と思い始めた時分にヤット大明神山(展望台)山頂に到着。

ここの景色も中々のもの。低山と言えどなめてはいけないと反省しきり。

いよいよ本日の最終コースへ歩を進めることに。展望台からは初心者には少々キツイと思われる、こぶし大から頭大のゴロタ石の細い下りが延々と続く。段差も大きく、おまけに昨日の雨で濡れて、滑りが更に良くなった(?)

苔むした岩に足を取られ悪戦苦闘が続く。そして登山15回目にして初の転倒。先行している美パートナーが、私が滑る音を聞きつけたのか、思わずアッと驚きの声を上げ振り返る。下山して聞いてみたら、滑落しちゃったかと思った..。桃太郎に出会うまでは簡単には死ねません。



サラニサラニ、思いっきり細い岩だらけの道を、2本も倒木がふさいでいる場所に。私の短い足でも、何とか乗り越えられたから良かったけど。山の道がいつも同じと思ってはいけないとの教訓に。
そしてグランドスラムの決定打。美パートナーがボソッと一言。

「道をまちがえて沢筋に入っちゃったかも」。

最近気に入った名言。
「登山中に足が痛くなって歩けなくなったら、それを遭難と言う」。

今その言葉がよみがえり、遭難、遭難...♪ヤーレンソーランソーラン...♪なんて余裕は全く無い。心臓が早めに動くのを感じるが、ここは落ち着いたふりをしなくては...。


地図読みの得意な美パートナーと、じっくり道筋を検討し、このまま進むことに決定。

どこまでもキツイ段差の続くゴロタ場の坂道下りで、私の膝がキシキシからガキンガキンの異音に変わってきた。まだ歩けなくなるのは早い、と膝に言い聞かせ進んでいく内に、遂に静かな林道に飛び出すことができた。安心したのか膝の音もしなくなったし、あとはバス停目指してトコトコと歩くだけ。


今回は思いがけない多種多様の反省点を土産に、帰途に着くこととなりました。

年末にもう一座どこかへ登って、登り納めとしたいと考えながら家のドアを開けました。

2014年11月2日日曜日

奥高尾縦走

10月28日、火曜日。奧高尾縦走へ。山は全くの初心者2名。午前7時54分、自宅近くのバス停からJR南武線の駅へ。途中、分倍河原(ブバイガワラ)駅で京王線に乗り換え、高尾経由高尾山口駅到着。午前9時20分。そこから徒歩3分でケーブルカー清滝駅。途中日本最大斜度の走りを実感して、高尾山駅到着。



ここから、超初心者用ルートの「奧高尾縦走」が始まる筈なのだが平日の縁日と同じくらいの人出。イベント広場を歩いているみたいな...。土、日はケーブルカー1時間待ちもあるとか。(^^;)

美人過ぎるパートナーの先導で、最終目的地の「小仏峠・コボトケトウゲ。中央自動車道の渋滞で有名な小仏トンネルが下を走っている」を目指し、第一通過点の「一丁平 イッチョウダイラ」へ出発。ナンダカ木造の長ーい階段をドタドタ歩いていると物凄く疲れる。そのうち階段横の土の上を歩くとかなり楽なことが分かった。ヤマオバやヤマオジや話題のヤマガールと行き交い、挨拶を投げ合うと山歩きもナカナカ良いジャンとテンションアップ。いつの間にか到着した、雲一つ無く晴れ上がった一丁平の展望ポイントで、遙か彼方に浮かぶ富士山や、名前の分からない...知らない(^^;)ヤマヤマの連なりに、拍手喝采。




 600メートル弱のヤマでこの展望なら、千メートル級以上のヤマは死ぬほど美しいに違いない。で、来年は2千メートル級の超初心者用山制覇を計画に描く。

足が動く内に歩き始めようと言うことで「小仏城山・コボトケシロヤマ」に。ここには「千と千尋」に友情出演してもおかしくないような、古民家ならぬ、古い古い建物の茶屋がある。半分ほどヒビ割れたテーブル、。座って数分後には、遂に朽ち果てて折れるに違いない椅子。時代と場所を数千年さかのぼった気持ちで古びた椅子に着席。出発駅のコンビニで仕入れたおにぎりと、ペットボトルのお茶で昼食。美人過ぎるパートナーが茶屋で買ってきた「ナメコ汁」、ミシェランが知らないのが哀れという程に美味い。美味すぎる。おまけに錦秋と言うにふさわしく、赤や黄に色づいた数本の紅葉。二人で高尾の秋を先取りした幸福感にドブヅケになる。




景色とおいしい食べ物に満足し、生意気にマキ道(本道を外れた脇道)等を通り、いよいよ「小仏峠」に到着。ウーン...小さな広場のど真ん中に...タヌキが....3匹...。峠にタヌキ。この景色を作った人物と一晩ユックリ話し合ってみたい。どちらの霊力が強いかはっきりさせねば...。

美人過ぎるパートナーは、タヌキの前でポンポコポンと腹鼓を打ち始める始末。あっという間にタヌキに化かされたか。
気がついたら私もポンポコポン...。アッチの霊力が勝ってた...。




昔、武田信玄が八王子に侵攻する時、迎え撃つ北条氏の意表をついて備えの手薄な「小仏峠」から攻め入ったとか。戦の雰囲気を肌に感じながら麓の「小仏バス停」に向かって下山開始。ここまでは、シンドイながらも順調に歩いてきたが、下りの、長く細い石ころ道で始めて山道を素人が歩くことの恐ろしさに出会うことになった。足場が不安定な下り坂は、思った以上に膝に力が掛かる。20分も歩いた頃から、膝に時折り軽い痛みが走る。無理をすると痛みで歩けなくなる恐れがある。うっそうとした杉林を早く抜けて、平らな道を歩きたいと思う一心で前へ進む。そして遂になだらかな土の道へランディング。あとはバス停までテクテク歩いて、高尾駅行きに乗るだけ。



初めての奧高尾縦走は、心と体を異次元の世界へ運んでくれました。