冬山は初心者には危険、との事で登山自粛...の筈なのに、ガイドブックに「積雪が無ければ初心者にも安全な陽だまり登山」などと、食指がヌルヌルと蠢くような殺し文句を発見。
無条件に殺し文句に乗っかり、私が登るべき10の山リストから「金剛山・こんごうさん縦走」をピックアップ。
午前8時1分、自宅前発バスで南武線へ。立川駅~中央本線乗り換え~藤野駅を目指す。土曜日とあってか車内は、山ガールと山マダムと山ムッシュで結構な混雑。何とか2人分の座席を確保して車窓の景色を楽しむ。
目的の山は、藤野駅からバスで5分。ならば、と前方に聳える山並みを目指してテクテクと歩くことに。日連(ひづれ)大橋、相模湖、相模川を足下に見おろしながらの、絶景ウォーキングに本日の満足度は早くも100%に。このまま帰ってもいいか思ったが、美パートナーにケツを蹴っ飛ばされて前進開始。
20分ほどで登山口の赤い鳥居前に到着。ところがガイドブックをあざ笑うように、登山道の入り口が2日前の残雪で白く染められている。
理由はともかく、行くしかないと、行くのが登山の本筋。何とかカントか「金剛山・420㍍」に到着。思ったよりスルスルと上れたところで、次の目的地「日連山・380㍍」~「宝山・374㍍」へ向かう。
途中で、美パートナーに囁きかける。「あのさ、さっき3カ所ほど熊の、真っ黒のデッカイ糞みたいのあったよな...」「アッタアッタ。そうじゃないかと思っていたんだけど」「道中、熊出没注意情報の看板があったっけ」....。
これ以上話すと気持ちがめげるので忘れることにして、先を目指す。
途中の食事タイムに、3人組の山ムッシュにコーヒーをご馳走になったり、賑やかな山マダムのご一行に写真を撮ってくれと頼まれたり、知らぬ同士がニコニコと語り合うのも、山の持つ魅力なのだろう。 暫し、登ったり降りたりを繰り返しながら、縦走の超初級者パターンを堪能し、山の反対側に帰還。そこからまたテクテク歩きで、相模湖の上にかかる勝瀬橋を渡って藤野駅に向かう。
今回は地図の読み間違いで、山1つ気づかずに通り過ぎてしまったり、熊の糞に驚いたり、残雪の中を散歩と称して山頂にやってきた、81歳の集落のお婆ちゃんと仲良くなったりと、山行きの素晴らしい思い出を増やすこととなりました。
これで春まで登山はお休みだ!!...(行かないという自信は無いけど)...。
追記:帰宅後ネットで調べたら、黒い物体どうも熊の糞に間違いないような。怖っ!!
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