午前8時30分自宅出発。
東名御殿場インターから一路乙女峠へ。上り坂にさしかかった頃から、道路沿いは満開の紫陽花色に。2キロ以上続いたのだろうか、こんなに見事な紫陽花は見かけたことがない。
今日は良い日になりそうだ。御殿場から仙石原は私の大好きなドライブコースで、何度となく訪れているが紫陽花に気がつかなかったのが不思議。この疑問に、助手席の美パートナーが一言。6月は「梅雨メジナの季節」。この時期釣行三昧のヒトが、山に行くわけないでしょっ!。 ウーン...なるほど納得。
そんなこんなしている内に、乙女峠の「ふじみ茶屋」に到着。ここは1日千円で登山者用の駐車場を提供してくれる有り難い所。お兄さんの案内で駐車を済ませると早速山支度に掛かる。
店頭にある、金太郎さん像のピカピカのお尻(理由は行けば分かりますw)を撫でて本日の無事を祈願。午後4時までには無事に帰って下さいね、とお兄さんの優しい見送りで、イザ金時山へ。
ジャスト、午前10時30分。子供連れでも楽しく上れる...。こんな文章を山のブログでよく見かけるが、実際はそうでもないことが多い。体力のある人以外、私のような貧弱者にはどこの山もそれなりの疲労がつきもの。
ここは上り坂が結構ダラダラと続く。時にブログなどで、初心者でも楽に登れる、と言う表現が良くあるが、これは体力のある初心者、との意味があると思い知ることが多い。
陣馬山などが「楽に登れる」表現の代表と思う。しかし私なら、バスを降りると登山口までジワジワと上り坂が続くので、慣れ無い人はユックリ歩きましょう。山に登り始めると、結構な急坂をダラダラと果てし無く登り続けます。途中休み休み登るのも良いことです、などと話すでしょう。
勿論、頂上は見晴らし満点の絶景!広々とした原っぱで、健闘を讃えましょう、山登り大好き!と締めくくりますけどね。
そしてドッコイ!金時山も私にはやはり厳しい山でした。
細めの登山道は小石がゴロゴロ転がり、足場を危うくする。地表にうねり出た根っこや、崩れ防止の階段が太ももに悲鳴を上げさせる。紹介文によると楽に登れる楽山(ラクヤマ)の筈だが、私には汗だくだく、心臓バクバクの、それなりのシンドイ山。登り半ばに追い越した山マダム5人組の内3人さんは、可哀相な程バテバテ模様。チャンと登れたか、今でも心配です。
そんな中、一部開けた場所から見えた芦ノ湖~湯煙をあげる大涌谷間の見晴らし。(7月1日現在、噴火のため入山禁止になったけど)
艶やかな蝶達。超大型のアサギマダラ、天狗蝶、ヒョウモン蝶。そしてけたたまし過ぎるほど鳴き叫び飛び回るウグイスなどが、気力と体力を復活させてくれました。
なお断崖オタクの私でも、金時山の切り立った尾根道はゾワーと冷や汗が出るほどでした。気をつけて山側に傾いて登った方がよいかも....。
途中10名程の方と挨拶を交わしながら、頂上到着。で?オワット!2軒の茶屋と周りの広場は、ピッタリ人で収まっている。平日でこれだから土、日は登山道が人々々で延々と渋滞する、というほどの人気振りがうかがえる。
♪ここで初心者からのお知らせです♪
金時山の頂上は火気使用禁止でした。インスタントラーメンもコヒーもコッフェルが使えないため、冷たい海老名パーキングおにぎりで代用、我慢となりました。温かいものを食べる予定の方は、念のため事前に現地情報を確かめて下さい。最も茶屋に美味しい食べ物が沢山あるようですが。
さて下りは反対側の仙石原方面へ。
途中公時神社(神社名だけは金じゃ無く公です)方向に分岐して、金時神社登山口~金時神社バス停へ向かいます。なお金時神社登山口には無料駐車場があり、登るのもこちらの方がかなり楽なようです。
記念に、金時饅頭などベタなお土産を購入。その時茶屋の美しい女将さんが、お茶をどうぞと勧めて下さった。暖かく美味しいお茶と、女将さんの優しさにまたまた元気を貰い金時山に一礼。川崎インターへと向かいました。
※相方が写真を加工してくれたのですが、「顔隠し過ぎ~。もっと顔出し低位から、オモロクして。」と言ったら、目が山になってました(笑)
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