2月16日、月曜日。
いつもの南武線で出発。車窓の彼方には、快晴の中富士山が真っ白な頭を見せている❗現地の絶景山並み遠望を期待しながら、立川乗り換え、中央本線上野原駅に向かう。
ここから登山口までのバスは1日一便しか無く、朝早く出発済み。歩いても45分ほどだが、体力温存年齢を考慮して、駅前待機のタクシーに乗り込むことに。本日の目的「鷹取山」登山口に到着。
『山の上は雪が積もってると思うから気をつけて!』と、運転手さんから、優しい励ましを頂いた。言葉通りと言うか目の前には残り雪が、そこここに積もっている状態。軽く踏み込んでみると、アイスバーン状態で普通に歩くには無理がありそう。前回の「金剛山」で、残り雪に苦戦したため念のため購入したチェーンスパイクを取りだし装着。ガシッ、ガシッ!オッ❗足応え十分。軽快に歩ける。で、暫くはチェーンスパイクを装着したまま歩くことに。
落ち葉の上に積み重なった私みたいな濡れ落ち葉で、足がツルツル滑るのがスパイクのお陰で全く無い。お陰でタッタカ、タッタカと前進できることに。このチェーンスパイク、なかなかの優れもの。低山の残り雪や、うっすら積雪程度なら十分安全に活躍しそう。但しスパイクに踏み抜かれた枯れ葉が、足の裏で団子になるのが惜しいかも。時々手で払ってやれば問題ないけど。スッカリご機嫌になって、なんだ坂、こんな坂と鷹取山の山頂(472m)に到着。
鷹取山神社の祠にお参りし、約45分程下ると小渕山(350m)に。そして何より嬉しかったのは、ここまでの途中ナント富士山が白い帽子でズーッと見守っていてくれたこと。ガイドブックには、富士山が樹の間に見える事も、何て書いてあったので期待してない分嬉しさ倍増!こんなチョットした発見が、山の楽しさなんだろう。
で、3番目の岩戸山(377m)へ向かうが、途中のY字路で立ち往生する羽目に。ガイドブックにも、事前に学習したどの山行記にもY字路なんて説明は無かった。美パートナーが体力に物を言わせて両方の道を進んで見たが、目標となるべき送電塔は無いと言う。15分近く試行錯誤を繰り返し、念のためにと美パートナーが再び右の道を探索に出かけて暫し…送電塔がアッタよー!と笑顔で引き返してきた。
この時も、積雪の道をザクザクと行き来できたのは、チェーンスパイク様のおかげと大感謝。小渕山からは迷ったせいで、標準タイム30分の倍近くかかったが、山はチョットしたミスが事故につながることが多い。三人寄れば文殊の知恵。できたら山は複数で行きたいものと、ツクズク実感した次第。
ヤットコサ辿り着いた岩戸山は、このコース唯一のビューポイント、とガイドブックに書いてあるとうり、大室山から遥か大山までが快晴のなか見渡せるご機嫌さ。山登りの醍醐味だね、これが!としか言えない満足感に浸る。これで低山とは言え金剛山に続いての、3山縦走2回目の達成!美パートナーとハイタッチを!!本日行き交う人は一人もいなかったが、静かな山も趣のあるもの。益々山にのめり込むことは間違いない。
ここで問題提起が。見渡す限りの杉林には、花粉の子供達がビッシリと茶色の帯状に色ずいてきている。花粉症の私達に、今度見かけたらタダじゃ帰さないよー…呪詛🌲🌲🌲……と。